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2024.11.27
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13:00 - 16:30
魚肉たんぱくの素晴らしさと魚食普及活動のいろいろ共催:お魚たんぱく健康研究会
- ■主旨あいさつ
- 渡部 終五 氏 北里大学客員 教授 日本水産学会 元会長
- ■講演1「魚肉たんぱく質の機能性と消化性」
- 福永 健治 氏 関西大学 化学生命工学部 教授
水産物摂取による健康機能性の発現はEPAやDHAなど油脂成分を対象にした研究が主流で、たんぱく質が着目されることはなかった。
しかし近年、魚肉たんぱく質の様々な健康機能性が明らかにされるようになった。
本講演では、演者らが明らかにした魚肉たんぱく質の様々な健康機能性について述べるとともに、魚肉たんぱく質の優れた消化性など、明らかにされつつある国内外の研究成果をまじえ、その特徴や有益性に関する情報を紹介する。
- ■講演2「必要なのは速筋だった!速筋を太くするスケソウダラの速筋由来タンパク質」
- 内田 健志 氏 (株)ニッスイ 食品機能科学研究所 主任研究員
人の筋肉を増やすには、主に速筋の増加が必要である。
我々は、速筋増加効果をスケソウダラの速筋由来タンパク質で発見し、特定のアミノ酸の高含有や、アミノ酸のバランスなど、栄養的な作用ではなく、機能性の関与成分が存在する可能性示唆した。
また、1週間の投与でラットの速筋を肥大させること、さらには、高校生から高齢者、要支援・要介護認定者まで、様々な世代の臨床試験からも筋肉や筋力の増加を確認している。
- ■講演3「各業界の魚食普及の取り組み紹介」
- ⦿「さかなの日」~水産物の持続的利用に向けて~
- 吉川 千景 氏 水産庁 漁政部 加工流通課 課長補佐
「さかなの日」をご存じですか。
日本人の水産物の消費量は減少傾向にあることから、水産物の消費拡大に向けた取組を官民協働で推進するため、令和4年10月、水産庁は、毎月3日から7日を「さかなの日」と制定しました。
セミナーでは、水産物消費をめぐる動向と課題、「さかなの日」に係る取組をご紹介します。
「さかなの日」を通じ、健康増進効果が期待される水産物の消費拡大と持続的利用について考えるきっかけとなれば幸いです。
- ⦿「フィッシュプロテイン」の啓蒙・普及活動
- 松本 洋一 氏 (一社)日本かまぼこ協会 専務理事
一般社団法人日本かまぼこ協会では「フィッシュプロテイン」の啓蒙・普及の為に、フィッシュプロテイン商品についての規格基準を策定し、現在51社、523品目が登録されております。
これらの商品パッケージにはフィッシュプロテインマークが印刷されておりますが、まだ認知度が低い状況にあります。
今後の流通や消費者への認知拡大を目的に、全国の荷受けや帳合先の展示会への出展及び消費者キャンペーンといった啓蒙活動を現在、進めております。
- ⦿健康効果が牽引したサバブーム
- 池田 陽子 氏 全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ/薬膳アテンダント
近年、ひときわ注目を浴びるようになったサバ。
その理由は、サバの健康・美容効果が消費者に浸透したことにあります。
サバブームがいかにして起きたのか、消費者の購入を促進したのかを検証し、その事例を紹介いたします。
- ■研究会案内
- 鈴木 博晶 氏 お魚たんぱく健康研究会 事務局長
空席あり
受講料(事前):0円
受講料(当日):0円
スピーカー詳細
渡部 終五 氏
北里大学客員 教授 日本水産学会 元会長
福永 健治 氏
関西大学 化学生命工学部 教授
北海道大学で水産食品について素養を身につける。
関西医科大学で水産物由来油脂成分の機能性について動物実験を中心に研究する。
その後、関西大学では魚肉たんぱく質の機能性に着目し、魚肉たんぱく質の血清および肝臓コレステロール低減作用機序について明らかにする。
最近は、魚肉たんぱく質の摂取による耐糖能改善作用、魚肉のかまぼこ化による機能性向上、また腸脳相関による脳機能の改善作用などを明らかにしている。
内田 健志 氏
(株)ニッスイ 食品機能科学研究所 主任研究員
北海道大学大学院農学研究科(応用生命科学専攻)卒業後、製薬メーカーを経て、株式会社ニッスイ(元日本水産株式会社)入社し食品機能科学研究所に所属。
以降、産官学連携によるスケソウダラの機能性素材の有用性研究(基礎~臨床)を中心に従事し、その研究成果の普及活動も兼任している。
2022年度には、本研究の成果から愛媛大学にて博士号を取得するとともに、民間部門農林水産研究開発功績者表彰にて農林水産大臣賞を受賞。
吉川 千景 氏
水産庁 漁政部 加工流通課 課長補佐
東北大学卒業後、2001年、水産庁に入庁。
ウナギ養殖の許可、マグロ類の輸入管理、台湾漁船の取締り、有明海再生、海洋プラスチック問題等を担当。
そのほか、小田原市役所にも出向し、市場管理等を担当。
2024年4月から現職にて、水産物の消費拡大や水産エコラベルの推進を担当。
松本 洋一 氏
(一社)日本かまぼこ協会 専務理事
東京海洋大学大学院にて食品熱操作工学を専攻し、マルハニチロ株式会社に入社。
煉り製品を始めとする加工食品の販売、製造、開発及び品質管理といった業務に40年近く携わる。
2024年3月1日より、一般社団法人日本かまぼこ協会の専務理事となり、現在に至る。
池田 陽子 氏
全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ/薬膳アテンダント
立教大学卒業後、出版社勤務を経て国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)に入学、国際中医薬膳師取得。
「薬膳アテンダント」としての活動とともにサバを愛する消費者の集まりである「全日本さば連合会」(全さば連)の広報を担当。
日本各地のサバ情報の発信、サバ商品のPR、商品開発等を行う。
『マツコの知らない世界』(TBS)はじめ、メディアに登場中。
『サバが好き!』(山と渓谷社)、『ゆる薬膳。』(日本文芸社)など著書多数。
水産庁「海の宝!水産女子の元気プロジェクト」認定メンバー。